弊所上田が『税務弘報』2022年9月号に寄稿しました。
テーマは「独立１年目の教訓」です。

1.ゼロからのスタート

私はリーマンショックの直後に独立開業しました。
一般的な税理士事務所で、前の勤務先からお客様を連れていくこともできたのですが、
自分の力で築き上げる道を選択し、「顧客ゼロ」からのスタートをきることを決意しました。

その頃から現在に至るまでの経緯をお話させてください。

2.黄金律の実戦で「営業」

「自分にしてもらいたいことは、他の人にもそのようにしなさい」


多くの宗教や道徳、哲学で語り伝えられるこの言葉は「黄金律」と呼ばれています。
このようにすることで全てがうまくいくという教えでもあります。

顧客ゼロからのスタートということは、自ら営業をしなければなりません。

うまくいかなかった時期に悩んだ末、この黄金律を実践することにしました。
お客様が欲しいこと、スタッフが欲しいこと、業界が欲しいこと、社会が欲しいことを考えていくうちに、
新規プレイヤーへの市場の扉が開かれていったように思います。

《顧客獲得への行動10カ条》
・ホームページ制作で自己開示
・リアルに多くの人に会う
・セミナー登壇！人前に出る
・目前のお客様に必死で向き合う
・スタッフの夢をサポート
・判断の拠りどころ「経営理念」を作る
・ＩＴリテラシーの向上
・ペーパーレス化
・勉強会に参加する
・立地を考える

そのほかにも上記のような方法を考え、実践し、奔走してきました。

7.これから開業する方へ

こうしてゼロからスタートした独立開業の道。

独立開業時には営業に力を入れてきましたが、それだけでうまくいきません。
仕事につながらなくても人を大切にすること。
開業は苦しいからこそ、その気持ちを共有してくれる誰かの存在が大切だと思います。
私も家族や友人、仲間の存在があってこそ今ここに立っていられるのだと感じています。

独立を考えている方には、そんなことも心の片隅にとどめておいていただけたらと思います。

自分にしてほしいことを営業の起点にする。

これを信念に進んできた結果、今の「いっしょに税理士法人」やクライアント様との関係性があると思います。
これからも弊所をよろしくお願いいたします。

『税務弘報9月号』には
その他にも、独立開業してから現在に至るまでの経緯、顧客獲得に向けての行動など
より詳しく掲載されています。
よろしければご覧ください。