電子帳簿保存法が令和4年1月に改訂されます!
会計の資料はデータ保存で良くなります!
会計資料を紙で保存する歴史は長いです。
紀元前に誕生したローマ帝国の初代皇帝のアウグストゥスは、
会計帳簿を作成し、透明性の高い政治を行おうとしたという
記録があります。
しかし、それ以降の人類は、
会計を常に、「隠す」「ごまかす」「テキトーにやる」
といった人間の心の弱さと戦いを繰り返してきました。
会計は人類にとって、
知りたくない・見せたくない事実を如実に表現し、
一定の知識がなければ理解すらできないものです。だから、
時の君主たちは、会計を忌み嫌うことが多く、
結果としてどんぶり勘定を国家や組織は破たんに追い込む
ようなことを繰り返してきたのです。そこで、
会計を誤魔化さず、ちゃんと機能させるように、
監査などのチェックをする仕組みが創られるようになったのです。
こうして人類は、紙で会計をチェックするノウハウを
蓄積していったのです。これが今、
会計資料を電子化するという大転機が訪れているのです。
この令和4年1月からの改訂は、ここまでと大きく違います。
その根底の考えは、
「会計資料はデータ保存するものだ」
というものがあります。
国税当局は、データ保管を長らく拒絶してきたように見えますが、
社会全体がデジタル化に向っていること。そして外出を
禁じるようになったコロナの影響がその動きをさらに後押し
しました。
今、会計は大きな変革期を迎えています。