アナログ・トランフォーメーション(AX)の時代
デジタル・トランスフォメーション(DX)は、いまやビジネス誌などではあたり前に聞くようになってきました。
平成元年の世界の企業時価総額ランキングは、上位20社に日本企業が7割が占めていました。これが、現在の世界の企業時価総額ランキングは、上位20社にアメリカのデジタル企業が7割を占めています。
アメリカ企業は、GAFAといったデジタル企業がいますが、伝統的なビジネスを行っているジョンソン&ジョンソンやJPモルガン、ウォルマートなどもここにいます。じつはこれらの伝統的な企業が残っている原因は、基幹業務はアナログがあるものの、経営資源をデジタルにバンバン突っ込んでいるそうです。
今やデジタルが生き残りには必要です。ところが、日本の企業は、欧米よりも5年のデジタルの遅れがあります。とはいえ、なかなか実施ができないのが実情でしょう。
旧態依然の業務方法は、何だかんだで失敗が少ないものです。
従業員を教育するのもひと苦労だし、すぐに出来ない理由が上がってきて、、、挫折の嵐です。
このハードルを超える重要なキーワードは、「アナログ」の世界にあるのだと思います。
人類には「恐怖」がDNAに組み込まれています。失敗したときの人からあざ笑われる恥ずかしさが
怖くて仕方ないようにさせたりします。
しかし、この「恐怖」をしっかり自分の手中でコントロールできたとき、私たちは、理想とされる世界を自由にイメージできるのです。そして、大胆で勢いをもった行動ができるはずです。
この「恐怖」を手中におさめるのは簡単ではないです。かつて禅の世界では「十牛図」という絵でこれを表現していました。
言うことを聞かない猛牛みたいな「恐怖」を操れるようになってはじめて、ホンモノさが表れるもののようです。
これは一人では取組めません。仲間にいっしょに取り組むから乗り越えられるのです。
ここには逆に「アナログ」の重要性が残ってくるのです。
だから「アナログ・トランフォーメーション」なのです。
自分の未来を信じ、仲間の未来を信じ、ともに恐れを越えて新しい未来を創造すること。
そんな時代なのだと思います。
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