銀行は本来「預金」「貸出」「為替」の3大業務を担当します。
最近ではその他にも投資信託や保険の販売が増えていて、
その理由は超低金利状況が収益を圧迫し、新たな収益源を求めるための動きです。
しかしながら、銀行が保険を販売する際には注意を払う必要があります。
業務改善命令が出た千葉銀行や武蔵野銀行のように、
提案内容や確認が不十分でトラブルが発生するケースもあるのです。
また、銀行員の専門知識が限られていることや手数料収入の優先性も問題となります。
経営者が銀行から保険提案を受けた場合、
銀行員の専門性や提案は手数料稼ぎの疑念もあるため慎重に判断することが重要です。
とはいえ、融資に与える影響も考慮すべきであり、
断ることで融資が減少することはないものの、顧客との関係性や取引実績が重要とされています。
銀行が提供する保険や投資を検討する際には、自社のニーズを冷静に見極めることが大切です。